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コラーゲン注射は効果が有るが、副作用などのリスクを知った上で行動しよう。

コラーゲン注射は顔のしわをとる高い効果があるため、メスを使わない「プチ整形」のように思っている人が多いのですが、リスクもあるコラーゲンの摂取方法です。コラーゲン注射の効果や副作用などのデメリットなどについてしっかり理解をして、安全にコラーゲンを体に取り入れる方法を考えていきましょう。

コラーゲン注射とはどのようなものか

「コラーゲン注射」とは、その名のとおり、注射器を使ってコラーゲンを直接体に注入し、コラーゲンが不足する部分に補う医療技術をいいます。コラーゲン注射は簡単に体中の細胞を内側から支えているコラーゲンを補うことができ、クリームを患部に塗ったり、サプリメントなどで経口摂取したりするよりもスピーディーに、しかもピンポイントに高い効果を実感できるというメリットがあります。

注射ですから多少の痛みは仕方がないのですが、最近は医療技術が進歩しており、とても細く痛みを感じにくい注射針を使用します。コラーゲン製剤に痛み止めを混ぜたり、麻酔クリームを患部に塗ったりと痛みを軽くする工夫もされていますので、痛みに弱い人は施術を受ける前に相談をするといいでしょう。

コラーゲン注射の副作用

コラーゲンはたんぱく質の一種であり体に害をなす成分ではないのですが、現在コラーゲン注射に使われているコラーゲンには、子牛や子豚の皮膚から抽出した動物由来のコラーゲンと人間の繊維芽細胞から抽出したヒューマンコラーゲン、自分の脂肪から抽出したオートコラーゲンなどのいくつかの種類があり、動物由来のコラーゲンは5%の割合でアレルギー反応などの副作用を起こすリスクがあります。

コラーゲン注射の副作用で起きる症状としては、次のようなものがあげられますが、施術前にアレルギー検査をきちんと受ければリスクを減らすことはできますので、アレルギー検査は必ず受け、異常を感じた場合はできるだけ早く施術を受けた病院を受診しましょう。

  • ・注入した部分のかゆみ
  • ・赤みや変色
  • ・腫れ
  • ・しこり
  • ・頭痛
  • ・吐き気
  • ・目のかすみ
  • ・関節痛の悪化 など

コラーゲン注射に失敗するリスク

コラーゲン注射は美容整形外科や整形外科で受けることができますが、非常に高度な技術が必要です。適切な位置にコラーゲンを注入できなければ思うような効果を得ることはできませんし、血管や神経を傷つけてしまうなどの施術の失敗があれば、次のような重大な症状に発展しかねません。

  • ・コラーゲンを注入したしわや陥没部分が盛り上がらない
  • ・コラーゲンを注入した部分がビーズを連ねたように盛・り上がってしまう
  • ・針が血管を傷つけたことで出血班がでる
  • ・患部が細菌に感染して炎症が起きる
  • ・患部が赤く腫れて内部に膿がたまる皮膚膿瘍ができる
  • ・患部周りの皮膚が壊死する など

施術の失敗が起きる原因の大半は医師の技術力不足にありますが、なかには必要なアレルギー検査をせずにコラーゲン注射を行っている病院や、患部の消毒が不十分で必要な感染症の予防措置を怠っている医師もいますので、コラーゲン注射を希望する場合は実績のある、信頼できる医師のいる病院を選ぶことをおすすめします。

コラーゲン注射の具体的な効果

コラーゲンは私たちの体の中の繊維芽細胞で生成され、皮膚や骨、血管な内臓など、さまざまな部位の細胞を内側から支える重要な役割を担っています。加齢などによって繊維芽細胞の機能が衰えるとコラーゲンが不足し、さまざまな機能が衰えて体が老け込んでしまいがちですが、コラーゲン注射はこれを防ぐ、次のような効果があります。

膝 ~痛みや歩行困難を改善~

膝関節は体重や運動による負担が集中する場所で、コラーゲンを主成分とする関節軟骨がすり減ると関節の痛みが起きます。女性は関節を支える筋肉が弱く、特に膝の痛みに悩む人が多いのですが、関節の骨と骨の間にある水分をたっぷり含んだ関節包に針を刺して直接コラーゲンを注入することで、次のような効果が期待できます。

  • ・すり減った軟骨の保護
  • ・膝の痛みの緩和
  • ・関節の動きを滑らかにする

膝へのコラーゲン注射は短時間で施術が受けられ、傷口もごく小さいので、体への負担がかかりません。関節の痛みや歩行困難の改善には効果的ですが、いまのところコラーゲン注射にはすり減った膝の軟骨を修復するほどの効果はないとされています。

皮膚 ~肌トラブルを改善~

私たちの体のなかでコラーゲンの分布量が多いのは肌の真皮層で、コラーゲン不足はダイレクトに肌の機能を衰えさせ、女性の見た目を老け込ませます。私たちの皮膚は表皮・真皮層・皮下組織と3つの層で成り立っていますが、サランラップほどの薄さの皮膚の層をより分けて真皮層に針を刺してコラーゲンを注入することで、次のような肌トラブルを改善する効果が期待できます。

  • ・ほうれい線や眉間、額などの表情じわを目立たなくする
  • ・口元や目尻のちりめんじわを目立たなくする
  • ・目元のたるみやクマを目立たなくする
  • ・陥没したニキビ痕や傷跡を目立たなくする
  • ・まぶたや頬、あごなどのたるんだ皮膚をリフトアップする

コラーゲン注射は医師が皮膚の状態を確認し、少しずつ様子を見ながらコラーゲンを注入していきます。施術自体は30分程度の短時間で済みますし、施術直後からメイクができて即効で高い美容効果を実感できますが、コラーゲン注射はあくまでも肌の凹みを埋めるだけの効果しかなく、細胞を活性化させて新陳代謝を良くするなど、衰えてしまった肌の機能を改善する効果が期待できないとされています。

コラーゲン注射の持続時間

体に注入されたコラーゲンは3~4時間程度で周りの組織になじんでいきますが、時間がたてば体に吸収されて代謝していきます。コラーゲン注射の効果は半年から1年間ほどしか持続しませんから、膝や肌に対する効果を長引かせたい場合には、繰り返し施術を受ける必要があります。

コラーゲン注射の持続時間は、注入するコラーゲンの種類によっても違います。動物由来のコラーゲンの持続期間は半年程度、ヒューマンコラーゲンやオートコラーゲンは一年程度の持続期間がありますから、コラーゲン注射をする場合は持続時間についても検討して、コラーゲン製剤を選ぶことをおすすめします。

代替手段としてヒアルロン酸注射を検討することも一案です。

事前の検査でアレルギーがあることがわかり、コラーゲン注射を受けられない場合には、ヒアルロン酸注射で代替することができます。ヒアルロン酸はコラーゲンとともに皮膚や筋肉、軟骨を構成する成分で、注射針で肌や膝関節に注入するとコラーゲンと同様にシワなどの肌トラブルを改善し、膝の痛みを緩和する効果を得ることができます。

しかもヒアルロン酸はアレルギーの発症頻度が0.0012%と副作用のリスクが低く、比較的費用が安いうえに、1年以上効果が持続するというメリットがあります。そのため最近はコラーゲン注射よりも、ヒアルロン酸注射のほうが一般的になりつつあります。

まとめ-コラーゲン注射は副作用とリスクを検討してから決めよう

コラーゲン注射は不足した部位のコラーゲンをスピーディーに補う効果がありますが、効果は永遠ではありませんし、副作用などのリスクにも配意が必要です。コラーゲン不足の改善に急を要する場合には、リスクの低いヒアルロン酸注射を検討するのも良い手ですが、より効果的なのは、サプリメントなどを活用して口からコラーゲンを補給することです。

経口摂取なら新陳代謝や繊維芽細胞の活性にも効果が期待できますし、部位を選ばず、骨粗鬆症の予防・改善にも役立ってくれます。美容と健康のためにコラーゲンを摂取する場合には1日10g程度のコラーゲンが必要ですので、コラーゲン注射にばかり頼るのではなく、しっかりと量が摂れる高品質なサプリメントも活用して、美容と健康に役立てましょう。